国際通りの古参に聞く、商店街の魅力と課題 第一回

ここでは、「国際通りの古参に聞く、商店街の魅力と課題」と題して、他の項目とは少し違った角度から、国際通りの魅力をお伝えします。浅草、国際通りを長く知る方々の目には、この商店街はどう見えているのでしょう。

今回ご登場いただく方は、国際通りで貸ビル業を営む「立花プロパティマネージメント株式会社」の新藤伸人さん。新藤さんは、国際通りの「雷門田原商店会」会長でもあります。
なんと江戸時代から代々浅草で商売をしてきた家柄で、現在もこの地で働いているのだとか。

—-古くからのお付き合いという、浅草との地縁をお教えください。

元は、約220年前の江戸・寛政時代に三河国(愛知県)から先祖が出てきて、浅草で代々、質屋家業をしてきました。私で8代目となります。また、質屋と同時に地主として、私の代へと続いてきました。

今は1980年に父の死により家業を継ぎ、国際通りに事務所を構え、新宿や渋谷、博多や亀戸、宇都宮などの物件や土地などを管理・運用しています(質屋は廃業しました)。


—-先祖が代々いらっしゃった土地として、浅草をどうお考えですか?

自分とは切っても切り離せない場所と思っています。先祖の代から親類も浅草に住んでいましたので、途切れずに代々お付き合いが続いています。

三社祭には今でも、代々襲名してきた屋号「河屋三郎」を大事に、「三喜」と半纏の衿に入れて担いでいます。町の古い方々は知っていてくださって、歴史と共にある町だということを感じますよ。

国際通りの「ホテルサンルート浅草」も私の会社が運営しているのですが、浅草という土地にあるホテルがどういう役割をすべきか、経営者としてよく考えて創設したつもりです。

よく思うのは、浅草では、季節や行事によって、他の町にはない様々な顔が出てくるということ。三社祭やほおずき市、サンバカーニバルなどではそれぞれの雰囲気に町が彩られ、ホテルへのニーズも変わります。

さらに昨今は東京スカイツリーの開業もあったりと町は常に動いています。その動きを地域の企業として、敏感に感じていたいものです。

—-新藤さんは、国際通りの「雷門田原商店会」の会長もされていますね。会長として考える国際通りの魅力と課題とは?

30年くらい前、他所からは、浅草は「暗い」「怖い」という印象をもたれていた時がありました。でも現在では、そのようなイメージは国際通りにはないと思います。きれいで、安心して通れる町になったのではないでしょうか。

これには、10数年前に私達が中心になって改善した歩道の修景が少しは貢献としてあげられるのでは。さらに以前までのアーケードを可動式の日除けテントに変え、晴雨で出し入れできる開放感のあるものへと呼びかけました。
これは、行政への働きかけにより実現したのですが、そのことが今現在の町の明るい雰囲気へと移った端緒だったかな、と少し自負しております。

町を良い方向に変えるため、今も他の商店会長さんと共に知恵を出し合っていますよ。

国際通りの課題は、もう少し、通り全体がひとつになれる共通のイベントが欲しいことですね。
そのためには、新しい世代にも商店会の運営に入っていただき、若い横のつながりの中で、新機軸を生み出せたらいいのですが。だから、若い方々にはとても期待しているんですよ(笑)。

 

<人物データ>

立花プロパティマネージメント株式会社
代表取締役 新藤伸人
東京都台東区雷門1-16-4立花国際ビル11F
TEL/03-3843-2630㈹


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