江戸っ子の気風が光る職人の店「鮨 鰻 水喜」

「水喜」は、鮨と鰻という、下町グルメがいっぺんに楽しめてしまう喜ばしいお店。店内には、鮨カウンターがあり、浅草生まれで浅草育ちの、気っ風のよいマスターが迎えてくれる。

名物は、「うなぎ寿し」。蒸した国産うなぎに、長年つぎ足しで旨味を守ってきたタレをつけて焼き、そのまま熱いうちに握る。職人の技が活きる逸品だ(4貫1380円)。

カウンターでマスターと話しながら、刺身と酒で一献、さらに締めにうなぎを食べる常連さんもいて、「そういう粋な楽しみ方をしてくれると嬉しいねぇ」

この店は、昭和13年池袋で鰻屋として開店。戦後すぐ浅草に移って、先代が「雷門通りで屋台から商売始めた」という。
その後、現在の場所に移る。以来、60余年、元の国際劇場のすぐ脇ということで、浅草の栄華を体験してきた店だ。
渥美清もかつて来店した。美空ひばりも国際劇場出演時にやってきたそうだ。「あの頃は、この辺も朝4時頃まで店がいっぱいやってて、賑やかでしたな」

店の信条として、こう話す。「やっば、人情通う店でないと。『儲けよう』という気持ちじゃなく、『なんとかしてお客さんに喜んでもらいたい』という気でやっています」

出張の時には必ずビューホテル(近くの国際劇場の跡にできた)に泊まって、ここに食べにくるビジネスマンもいる。最近では、裏にできた大型マンション「浅草タワー」の方も来店する。その気持ちは頷ける。マスターは、「地元愛なら負けないよ。そういうことをお客さんにも伝えたい」。

取材の終わり際、お店のシャッターをご紹介された。そこには鮮やかな浅草寺と国際劇場が書いてあった。「田中憲治さんという高名な絵描きさんが、『ここに是非描かせてくれ』と願い出てくれたんです」。
江戸の意気。見事!!

 

<店舗データ>
鮨 鰻 水喜(みずき)
東京都台東区西浅草3-16-11
TEL/03-3841-4278
水曜 休
AM11:30〜PM2:00/PM5:00〜PM11:00
(土日祝は、AM11:30〜PM11:00)

www.hotpepper.jp/strJ000127993/


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